テニスの4大大会に次ぐ規模のマイアミオープンは男子シングルス3回戦などが行われ、世界5位の錦織圭(25=日清食品)は、69分で決着をつけた2回戦に続く短時間試合で4回戦に進んだ。同39位のトロイツキ(セルビア)に6-2、6-2の63分でストレート勝ちした。

 錦織は、第1セットの第4ゲームから一気に5ゲームを連取。得意のストロークでトロイツキを圧倒し、30分で第1セットを奪うと、そのまま第2セットも押し切った。「リターンも良かったのでいい出来だった」。10年、地元の楽天オープンで敗れた雪辱も果たした。

 初戦の2回戦と合わせ、2試合でまだ7ゲームしか落とさない快勝で16強入り。「ショットの伸びもいい」という錦織がマスターズ初優勝に向け、また1歩近づいた。