卓球ワールドツアー・スペインオープンの21歳以下女子シングルスで優勝した平野美宇(14=JOCエリートアカデミー)が31日、羽田空港に帰国した。

 「世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)前の最後の大きな大会だったので、何か収穫を得られたらいいなと思っていた。結果が出せたので自信もついた」。決勝では前週のドイツオープン女子シングルスを制した同じ14歳の伊藤美誠(スターツ)に勝利した。

 だが、帰国途中にはトラブルが発生。スペイン国内を乗り継ぎ、ドイツを経由する間に荷物が紛失し、日本まで届かなかった。4月2日には次戦のジュニアサーキット出場のため、アフリカのリゾート地でもあるモーリシャスに再び出発予定。「海のきれいなところと聞いているので(行けるのは)うれしいです。でも、ユニホームも、ビデオカメラも入っているので、48時間以内には届くって言っていたけれど荷物は大丈夫かなあ。それまでに間に合えばいいんだけど…」と不安な表情も見せていた。