第4シードで世界ランク5位の錦織圭(25=日清食品)が、6-1、6-2のストレートで第18シードで同20位のダビド・ゴフィン(24=ベルギー)を下し2年連続8強に進出した。

 第3ゲームでミスからブレークピンチを迎えたが相手ミスもあってしのぐと、第4ゲームからはストロークで圧倒し、5ゲームを連取して第1セットを6-1で奪った。第2セットに入ると、第2ゲームをラリーで競り負け最後はダブルフォールトでブレークされたが、第3ゲームで立ち直ってブレークバック。相手の逆を突くウイナーが次々と決まり、第7ゲームは連続リターンエースでブレークしてリード。第8ゲームはブレークピンチもあったが、3本のサービスエースを決めるなどで粘り勝ち、第2セットも6-2で奪い、試合時間69分で快勝した。

 錦織は「今日も2セットで、最初から最後までいいプレーができたので満足している。長いラリーは予想していた。浅くなったボールを攻めたり、ムダなアンフォーストエラーをしないよう心掛けた。(ゴフィンは)サーブも入っていなかったので、そこを攻めてブレークできたのが勝因だった」と話した。

 準々決勝では第22シードで世界ランク24位の身長208センチのビッグサーバー、ジョン・イスナー(29=米国)と対戦する。