2010年バンクーバー冬季五輪のスピードスケート男子500メートルで銀メダルを獲得した長島圭一郎(32)が現役を引退すると、所属する日本電産サンキョーが17日、発表した。

 北海道・池田高から日大を経て、05年に日本電産サンキョーに入社。初出場だった06年トリノ五輪は500メートルで13位、1000メートルで32位だったが、同じチームの加藤条治と競い合いながら力をつけた。日本記録を持つ1000メートルも強く、短距離2種目で争われる世界スプリント選手権でも09年に総合2位となった。

 昨年のソチ五輪は500メートルで6位。ワールドカップ(W杯)は500メートルで通算13勝を挙げたが、昨季は9位が最高だった。