柔道の世界選手権(8月・アスタナ=カザフスタン)男子日本代表は21日、神奈川県平塚市の東海大で強化合宿を報道陣に公開し、4連覇を狙う66キロ級の海老沼匡(パーク24)や男子60キロ級で初出場の23歳、志々目徹(了徳寺学園職)らが乱取りなどで汗を流した。

 29日の全日本選手権後に代表が決まる100キロ超級を除く6階級のメンバーが参加。昨年は成績不振から派遣が見送られた100キロ級で初代表となった羽賀龍之介(旭化成)も激しい打ち込みなどを披露した。井上康生監督は「体力強化が今回の合宿のテーマ。世界との闘いに向け、気持ちを引き締め直したい」と述べた。

 合宿は20日から24日まで。ロシア生まれの格闘技サンボの講習が組み込まれ、関節技の技術も磨いている。