26日開幕の卓球世界選手権(中国・蘇州)に出場する男女日本代表の壮行会が22日、都内で開催された。昨年12月のワールドツアー・グランドファイナル(タイ)の女子ダブルスを日本勢で初めて制した平野美宇(15=JOCエリートアカデミー)と伊藤美誠(14=スターツ)の中学3年ペアは、初めて出場する世界選手権のダブルスでのメダル獲得を誓った。

 2人ははにかみつつも、堂々としていた。テレビカメラ約15台、100人を超える報道陣の前で、平野美は「美誠ちゃんと一緒に、メダル獲得目指して頑張ります」。伊藤も「いつものワールドツアーで向かっていく気持ちで戦いたい」と決意を口にした。

 今大会は第4シードと上位進出が狙える高い評価を受けた。目標のメダル獲得には中国勢からの勝利が必要。中国選手より上回っていることを問われると、平野美は「チョコとかお菓子をずっと食べ続けられること」とおどけ、伊藤は「おでこの広さ」と笑わせた。

 5歳からペアを組み、姉妹以上の以心伝心の仲。伊藤が「卓球しているうちは、ず~っと組みたい」と笑えば、平野美も「間違いないよね」と笑い返し“生涯ペア”も約束。まずは初の世界選手権でメダルを獲得し、喜びを分かち合う。【鎌田直秀】