絶対エース内村航平(26=コナミ)が、跳馬の大技「リ・シャオペン」を初めて披露した。難度を示すD得点は6・2。これまでの「ヨー2」より0・2点高いが「さらっと跳べた。ヨー2よりも楽」と言ってのけた。着地で両足がラインを出て0・3点の減点はあったが「立てたことがよかった」と話し、五輪や世界選手権での実施に向け「だいぶ、つかめた」と満足そうに話した。

 3種目目の跳馬で成功した大技で「流れに乗れた」内村は、その後の平行棒、鉄棒、床でも圧巻の演技。92・150と2位の田中佑典(25=コナミ)に2・05点差をつけてトップで26日の決勝に進んだ。