日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(67)が6、7月の役員改選で再選されることが確実な情勢であることが24日、複数の関係者の話で分かった。国際オリンピック委員会(IOC)の委員でもある竹田氏は2001年からJOC会長を務めており、続投が決まれば9期目となる。

 JOC内では20年東京五輪・パラリンピックの招致成功に尽力し、IOCのマーケティング委員長も務める竹田氏の評価が高く、ある幹部は「次の2年も竹田会長を中心とした態勢でいくという考え方だ」と述べた。役員候補者選考委員会の関係者は「20年に向け、今の態勢でという声が多い。対抗馬はいない」と語った。

 役員候補者選考委は、竹田氏を学識経験者枠の次期理事候補として6月の評議員会に推薦する方針。会長は評議員会で選ばれた新理事の互選で決まる。