松平健太(24=JTB)が1回戦で姿を消した。ヨナタン・グロート(デンマーク)に、最終ゲームまでもつれ込む接戦の末に3-4で敗退。「リードしていたのに凡ミスが続き、相手のペースになってしまった」と、肩を落とした。

 前回の世界選手権個人戦の13年パリ大会では、シングルスで日本男子最高の8強入りを果たした。08年北京五輪金メダルの馬琳を破った快進撃の再現を期待されたが、まさかの結末となった。

 この日は本来、丹羽と組んでダブルス初戦を終えてから、シングルスに臨むはずだった。だがダブルス初戦は不戦勝。思わぬ形で今大会初戦を迎えたが「それを言ったら言い訳になってしまう。何とも思っていない」と話し、唇をかんだ。