混合ダブルス4回戦で、吉村真晴(21=愛知工大)石川佳純(22=全農)組が、最終ゲームまでもつれる接戦を大逆転勝利で飾った。

 前回世界選手権個人戦の13年パリ大会3回戦で敗れた李尚洙、朴英淑(韓国)組を4-3で破り、8強入りを決めた。メダル確定となる4強入りをかけた準々決勝は、日本時間29日午後10時30分から行われる。

 ゲームカウント1-3の第5ゲーム、7-10と相手ペアのマッチポイントという崖っぷちから、吉村、石川組がよみがえった。5度のゲームポイントをしのぎ、このゲームを制すると、第6、第7ゲームも連取した。石川は開口一番「いやー、よかった」と話し、ホッとした表情。続けて「最後まで粘り強く戦えた。2年前は競っていた状態から負けてしまったが、練習の成果も出せた。困った時にお互い助け合ってできた」と、成長を感じていた。吉村も「うれしい。2年前の僕らではあり得ない粘り勝ち。2人の信頼関係が強くなったから勝てた試合」と、胸を張っていた。