中学3年生の伊藤美誠(14=スターツ)が「トップニューカマー賞(新人賞)」を受賞した。

 日本人最年少となる14歳192日で8強入りした、女子シングルスでの活躍が評価され、スポットライトを浴びながらガラス製のラケット型トロフィーを受け取った。

 冠スポンサーで中国自動車メーカーのクオロスが新設した賞で、伊藤がただ1人選出された。

 準々決勝では12年ロンドン五輪でシングルスと団体戦で2冠を獲得した李暁霞(中国)に肉薄。地元中国でも注目度は日に日に高まっていた。

 伊藤は「最初は意味がよくわからなかった。誰かが必ず何かの賞をもらえるものかと思ったので、自分だけだと聞いてすごいビックリした。卓球が強い中国で選んでもらったことが、すごいうれしい」と、笑顔で話した。