世界水泳(7月、ロシア・カザニ)のシンクロナイズドスイミング混合デュエット日本代表・足立夢実(26=国士舘シンクロク)安部篤史(32=トゥリトネス)組が4日、メダル獲得に向け、のろしを上げた。

 2人はこの日、東京辰巳国際水泳場で最終日が行われた国際大会「ジャパンオープン2015兼第91回日本選手権」のエキシビションに登場。フリールーティン演技を披露し、詰めかけた多くの観衆から喝采を浴びた。

 日本男子初のシンクロ日本代表として大注目の安部は、この日も水中パフォーマンス集団トゥリトネスで磨いた表現力でドラキュラを演じ、足立と息の合ったところを見せた。

 演技後、ソウル五輪銅メダルの小谷実可子さん、かつて指導を受けた河辺美佳さんからインタビューを受けた安部は「光栄な舞台で(昨日のデュエットフリールーティン予選に続き)2回も踊らせていただき、いい経験になった。世界水泳では少しでも(表彰台の)高いところに行きたい」と気合を入れた。

 ペアを組む足立も「世界水泳新種目で初の日本代表として、やはり日本は強いというところを見せたい」とやる気十分だった。

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