卓球の世界選手権蘇州大会混合ダブルスで銀メダルを獲得した石川佳純(22=全農)が4日、開催地の中国・蘇州から羽田空港に帰国した。

 「38年ぶりに決勝に進出できてうれしいし、自信になった。でも、金が欲しかったので悔しい気持ちもある」。吉村真晴(21=愛知工大)とのペアでの結果だけでなく「男子選手の回転量の多いサーブに、いいレシーブもできた。シングルスにも生きてくると思う」と手応えも得た様子だった。

 この日、国際卓球連盟(ITTF)から発表された5月の世界ランキングで、自身は5位から6位に1つ順位を下げたが、日本勢が30位以内に6人が入った。「すごくみんなも(世界ランキングが)上がってきて、競争ができるのがありがたい。目の前の1つ1つを勝っていけば、(16年の)リオ五輪の代表は見えてくると思います」と、日本全体のレベル向上を喜んだ。