日本のエース乾友紀子(24=井村シンクロク)が、ソロ、チーム、デュエット、フリーコンビネーションを制して4冠に輝いた。

 3日間で10回の演技。第2日の3日は疲労から心身とも不調に陥った。世界選手権でも全種目出場し、すべてにメダルが期待される。井村ヘッドコーチから「体力がきついときは精神面でカバーしないといけない。今が壁を乗り越えるとき」と叱咤(しった)され、最終日は力を振り絞った。「今大会はいい経験。自信になった」と成長を実感していた。