世界5位の錦織圭(25=日清食品)が“二日酔い”に勝って8強入りだ! 2連覇を達成した2週前のバルセロナオープン準々決勝でフルセットと競った同16位のバウティスタ(スペイン)に6-3、6-3と1時間11分でストレート勝ち。準々決勝では、通算12度目となる同8位のフェレール(スペイン)と、日本時間9日未明に対戦する。

 錦織は、前日の初戦が終わったのが、この日の午前1時半。報道陣への対応、体のケアなどで、ベッドに入ったのが午前4時半ごろだった。約5時間ほどの睡眠だけで、会場で昼寝をしたものの、「頭がくらくらして、二日酔いみたいだった。二日酔いになった経験はないですけど」と苦笑い。それでも「締めるとこは締めて、しっかりと攻める形を作れた」とストレート勝ちだ。

 次戦のフェレールとは、今季も3度目の対戦。最も対戦している選手の1人で「特別な絆があるみたい」。決してあきらめないファイターだけに「守っているだけでは勝てない。攻めていきたい」と意気込んだ。