第4シードで世界5位の錦織圭(25=日清食品)が第7シードで同8位のダビド・フェレール(33=スペイン)に6-4、6-2でストレート勝ちし、この大会で2年連続で準決勝に進出した。

 第1セット立ち上がりに2ゲーム連取されたが、第3ゲームを相手ミスなどですぐさまブレークバックし、6-4で先取。第2セットはストロークがさえて第3ゲームから4ゲーム連取し、トータルで相手の3倍以上となる22本のウイナーを奪い6-2で快勝した。

 錦織は「長いラリー戦に持ち込まれないよう、フォアを使ったりバックのダウンザラインだったりうまく交えてできたと思う。いつもより勇気を持って、プレッシャーをかけるために頑張って前に出た。(準決勝の相手の)マレーとはクレーでは初対戦だと思うが、今日のようなプレーをすれば勝つチャンスはあると思う」とコメントした。

 準決勝では第2シードで同3位のアンディ・マリー(27=英国)と対戦する。対戦成績は錦織の1勝3敗で、直近では14年ツアー・ファイナルで6-4、6-4でストレート勝ちしている。試合開始は日本時間10日午前3時以降の予定。