フィギュアスケート女子で現役続行を視野に練習を始めた浅田真央(中京大出)について、日本スケート連盟の小林芳子強化部長は16日のフィギュア委員会に出席後、取材に応じ、今秋からのGPシリーズで復帰する場合は復帰選手に対する特例枠などではなく、世界ランキングによる出場権が与えられる見通しであることを明らかにした。

 国際スケート連盟(ISU)からGP出場選手を決める上で参考となる資料が送られてきたという。休養などからの復帰では、過去10年の世界選手権で6位以内に入った選手がGP2試合へ出場できる“カムバック枠”の特例もあるが、浅田は通常の枠組みで出場できる。小林強化部長は「18日に浅田選手が記者会見して復帰すると言えば、その後(GP出場の意向を)聞くことになる」と話した。世界選手権(来年3~4月・米ボストン)代表選考基準に、全日本選手権出場を前提条件として含める方針も示した。