五輪2大会連続2冠の北島康介(32=日本コカ・コーラ)が18日、都内でアクエリアスの熱中症ゼロ水分補給セミナーに参加した。

 地球温暖化の影響もあり、国内では年々、熱中症が増加。熱中症対策として水分補給の大切さなどが専門の医師らが講演した。北島は「水分はこまめに飲んでいる」と2時間の練習では0・5リットルから1リットルの水分を摂るという。「ハードなトレーニングをすると、水中でも汗をかく」と来年のリオデジャネイロ五輪に向けて水分補給の大切さを確認していた。この日はゼロカロリーのアクエリアスゼロが発売。「自分もゼロ出発。来年の五輪に向けて出発したい」と意気込んだ。

 北島は先月の日本選手権で惜しくも0秒14差の3位で、2位以内の世界選手権(8月、ロシア)代表を逃した。大会後、現役続行を決意すると、約1週間の休養後には練習を再開。22日からはジャパン・オープン(東京辰巳国際水泳場)に出場すると、来月は欧州GP(モナコ、フランス、スペイン)に参戦する。その後も長期休養なしで来年4月のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権に臨む決意だ。