クルム伊達公子(44)は苦手と公言するクレーコートの全仏オープンで4大大会の本戦連続出場が途絶えた。

 20歳下の相手に歯を食いしばりながら粘ったが、勝負どころでのミスショットが響いた。試合後はコートを足早に立ち去って取材に応じることはなかった。

 体が思うように動かず涙した1月の全豪オープン以降、初戦敗退が相次ぐなど苦境が続く。持ち味が生きる芝のウィンブルドン選手権で復活を期すことになりそうだ。