全日本テコンドー協会との対立勢力が昨年設立した新団体、全日本テコンドー連盟が韓国の国技院と19日に基本協定を締結し、日本からの昇段申請は全て同連盟を通して行うことになったと22日までに発表した。

 連盟の武田正博理事長は、国技院は協会の不適切な会計処理などの問題を把握しているとし「日本で競技が普及しないのは協会に問題があるからだと言われた。普及は連盟中心にやってほしいと要望があった」と述べた。協会の金原昇会長は「国技院が連盟を通してやれと言うわけがない。あり得ない」と語った。

 協会に代わり、日本オリンピック委員会(JOC)への加盟を目指している連盟は24日に東京都内で全日本選手権を開催する。協会は3月に全日本選手権を行っており、世界選手権優勝の浜田真由(ベストアメニティ)ら有力選手は参加しない。