第5シードの錦織圭(日清食品)は世界ランキング123位のポールアンリ・マチュー(フランス)に6-3、7-5、6-1でストレート勝ちし、2回戦に進出した。

 錦織は「まずはしっかり1勝できてうれしい。大事なゲームで2セット目の最後だったり、集中力を高めてプレーできた。それで3セットで勝てたと思います」と力を込め振り返った。

 錦織はサーブの調子が上がらず、第2セットは特に、2度のブレークを許すなど苦しんだ。6-5から、錦織が同セット3つ目のブレークを奪ってなんとか7-5と競り勝った。

 第3セットは、錦織が、サーブ、ショットとも好調。最後は6-1で楽々と仕留め、2年ぶりに初戦を突破した。

 第5シードとして迎える今大会にあたり「特別にシードのことは考えず、いい気持ちで試合に入れた」と錦織。会場のローラン・ギャロスについては「ここは他よりもボールが遅く、ラリーが続く。しっかり組み立てていけばいい試合ができる」と次戦以降に自信をのぞかせた。