世界5位の錦織圭(25=日清食品)が、ストレートで初戦を突破した。大会推薦選手で同123位のマチュー(フランス)に6-3、7-5、6-1の2時間9分で勝ち、2回戦ではベルッシ(ブラジル)-マトセビッチ(オーストラリア)の勝者と対戦する。

 錦織は、第1セットの第3ゲームで、早々と相手のサービスゲームを破ると「エーイ!」と声を上げ、気合を入れた。「グランドスラムだからもちろん気合が入る。いい形で取れたので、いつもより喜びが大きかった」。

 第2セットは「相手がうまくバックのストレートを打ってきたり作戦を変えてきた」ことで、少してこずった。しかし、5オールから2ゲームを連取して奪うと、そのまま7ゲームを連取し、「2セット目を奪えたのは大きかった」と、ストレート勝ちにつなげた。