4大大会で62回連続出場の最多記録に並んだ33歳のフェデラーが大会の甘い警備に苦言を呈した。

 1回戦を突破した試合後、コートを去ろうとしたところで、進入したファンに写真撮影をせがまれるハプニングがあったからだ。「全く喜べない。前日の練習の時も起こった」と厳しい顔で改善を要請した。

 テニス界では過去、女子のモニカ・セレシュが試合中に暴漢に背中を刺される痛ましい事件も起きている。大会側から謝罪を受けたというフェデラーは「選手にはコート上で安全が保証されるべきだ。観客にはコートへのフリーパスが与えられているのではない」と訴えた。