柔道の世界ランキング上位16人で争うマスターズ大会で男子81キロ級を制した21歳の永瀬貴規(筑波大)ら日本代表が26日、モロッコから羽田空港に帰国し、永瀬は「レベルの高い大会で勝てて自信になり、収穫の大きい大会だった」と話した。

 世界選手権(8月・カザフスタン)代表の永瀬は、シニアで海外の国際大会初制覇となった。初出場だった昨年の世界選手権は5位に終わっており「投げきる力をもっと身に付けたい」と意気込む。世界選手権で81キロ級の日本勢は3大会連続で表彰台を逃しているが、日本男子の井上康生監督は「永瀬はメダル圏内に十分入ってきた」と期待を寄せた。

 2012年ロンドン五輪覇者で女子57キロ級の松本薫(ベネシード)は1回戦敗退。「予想外。世界選手権でポカがないようにする」と反省した。