世界空手連盟が、非五輪競技を含む国際スポーツ団体が加盟する「スポーツアコード」との関係を一時停止したことが27日、関係者の話で分かった。スポーツアコードのビゼール会長が4月の総会で、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長が進める五輪改革を非難したことに対する措置。

 空手は2020年東京五輪の追加種目入りを目指しているが、ビゼール会長はIOCが開催都市に複数の種目追加を提案できる権利を認めたことについて「五輪競技を不安定にしている」と批判していた。

 これまで国際陸連や国際パラリンピック委員会(IPC)が脱退を表明し、卓球、バドミントン、ラグビーなどの国際競技連盟も相次いで関係を停止した。ロイター通信によると、冬季五輪国際競技連盟連合(AIOWF)も同日、脱退した。