卓球のオーストラリア・オープンで、2年ぶりのワールドツアー優勝を果たした福原愛(26=ANA)が8日、帰国した。

 クロアチア、フィリピン、オーストラリアと続いた3連戦の最終戦で勝てたことに「試合をすればするほど良くなれた。疲れているなかで優勝できたのは自信になった」と、大きな手応えをつかんだ様子。故障などが続き休養していた期間が長かった今季だが、どんどんと「試合勘が鋭くなっていった」という。

 2回戦負けしたクロアチアでは、実は「フィリピンとオーストラリアに行かないで帰りたい」と思ったほど、ショックを受けた。馬場コーチにも泣きつくほどだったが、ふたを開けてみれば“たたき良化型”の福原愛は健在だった。

 24日からはジャパンオープン荻村杯(兵庫)が始まる。強豪の中国選手が軒並み出場するが「今回のようなプレーをすれば互角に戦える」と言葉に力を込めた。