卓球女子の伊藤美誠(14=スターツ)が、五輪代表争いの生き残りを誓った。9日、約1カ月にわたる海外遠征から関西空港に帰国。8日に発表された世界ランクは11位から9位にアップ。石川に続く日本人2番手の同8位福原に迫った。

 リオ切符は、9月に発表される世界ランクの日本人上位3人で、伊藤は福原を抜いてシングルス出場も見えてくる。「この争いに少しでも入っているのがうれしい。9月まで福原さんと争えるのはすごく光栄です」と話した。

 今遠征では5月27日からのフィリピン・オープンで胃腸炎になったが、試合に出場。人生初の4週連続大会出場をこなして「初めてだったから体力的にきつかったけど、いい経験になった」と話した。次戦はジャパンオープン荻村杯(24日開幕、神戸)。五輪代表争いのサバイバルに向けて「先輩方も気合が入っていて普段と全然違う雰囲気。日本人対決でしっかり勝てるようにしたい」と意気込んだ。