国際スケート連盟(ISU)は15日、来季のグランプリ(GP)シリーズの出場選手を発表し、1年間の休養をへて現役復帰する浅田真央(24=中京大)は第3戦の中国杯(11月6日開幕、北京)と第6戦のNHK杯(同27日開幕、長野)に出場することが決まった。中国杯では過去2戦し、12年に優勝している。NHK杯には過去6度の出場で4勝と、絶対的な強さを誇ってきた。国内のファンの声援を力に、好結果が期待できそうだ。

 対戦相手では、3月の世界選手権銅メダルのラジオノワ(ロシア)が中国杯での最大のライバルとなる。NHK杯では同じく世界選手権で銀メダルと躍進した宮原知子(17)、同5位だったワグナー(米国)らと競うことになる。

 浅田はGPシリーズ通算勝利数で現在14勝を挙げ、歴代2位につける。最多は17勝のスルツカヤ(ロシア)。シリーズ2戦の成績次第では、上位6人で争うファイナル(12月10日開幕、バルセロナ)でその記録に並ぶ可能性を有している。