日本スケート連盟は19日、東京都内で理事会を開き、フィギュアスケートの元世界女王で1年間の休養を経て復帰する浅田真央(中京大)を特別強化選手に指定することを決めた。

 グランプリ(GP)シリーズ2試合の出場決定に伴うもので、同じく2戦出場の永井優香(東京・駒場学園高)と今井遥(新潟県連盟)は特別強化に昇格した。

 世界選手権(来年3~4月・米ボストン)の代表選考基準も承認され、男女ともに全日本選手権(12月24~27日・札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)の優勝者は自動的に決まり、残りは全日本2、3位や12月のGPファイナル(バルセロナ)出場者などから選ぶ。

 浅田の全日本出場には中部選手権(9月25~27日・愛知県愛・地球博記念公園アイススケート場)と西日本選手権(10月31日~11月3日・名古屋市ガイシプラザ)を通過する必要があるが、小林芳子強化部長は派遣期間がいずれも前後1週間に入るジャパンオープン(10月3日・さいたまスーパーアリーナ)と、GP第3戦中国杯(11月6~8日・北京)に出場すれば、予選免除になると明らかにした。