世界選手権(7~8月・カザニ=ロシア)で初めて実施される混合デュエットの代表、安部篤史(トゥリトネス水泳部)足立夢実(国士舘シンクロク)組が海外デビューを果たした。フリールーティンのみで争い、85・5334点で3組中2位だった。

 上半身も覆った赤と黒の鮮やかな水着で「ドラキュラ」を熱演した安部は「気持ち良く泳げた。次につながる」と手応えを口にした。白い水着に身を包んだ足立は「2人らしいデュエットが出来上がってきている」と笑みを浮かべた。

 一時引退していた2008年北京五輪銀メダリストのヘマ・メングアル(スペイン)を擁する地元ペアに0・0334点差と僅差だった。花牟礼雅美コーチは「初めての海外でアウェーだったが、力を出した。合格点。最初から最後まで強気で、集中して泳いでいた」と評価した。