ラグビー日本代表の主将リーチ・マイケル(26=東芝)が、打倒南アフリカを宣言した。日本協会は29日、9月開幕のW杯イングランド大会に向けた日本代表の3次候補選手39人を発表した。世界最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」のチーフス(ニュージーランド)での活動を終えて成田空港に帰国したリーチは「もう南アフリカとの試合は全然怖くない」と、W杯初戦で対戦する強豪に対して自信をみなぎらせた。

 リーチは今季SRに挑戦した日本代表6人の中で唯一先発出場を続け、プレーオフにも進出した。チーフスでは新人賞を獲得、来季引き続きプレーすることも決まった。「プロになって5年、W杯も経験後、26歳で新人賞は、違和感あります」と苦笑いも、「日本でやってきたことが役に立った」。ラインアウトの技術などが高く評価されたと胸を張った。

 気持ちは3カ月を切ったW杯に向けて切り替わっている。「チーフスでは何より勝ちたいという気持ちの強さがジャパンとは違った。それをチームに吹き込みたい」。7月6日から日本代表に合流予定。経験を通して得た教訓をジャパンに伝える。【岡崎悠利】