柔道のグランプリ大会(7月3~5日・ウランバートル)に出場する男女日本代表は30日、成田空港を出発し、ロンドン五輪女子57キロ級金メダルの松本薫(ベネシード)は予定外だった試合に志願しての出場となる。

 松本は5月下旬のマスターズ大会で初戦敗退。世界選手権(8月・アスタナ=カザフスタン)に向け「実戦感覚を養うために、試合を重ねたかった」と話す。昨年の世界選手権は2回戦で敗れており「自分の力をちゃんと出し切って金メダルを取り、来年のリオデジャネイロ五輪につなげたい」と笑顔で意気込んだ。

 男子66キロ級で17歳のホープ、阿部一二三(兵庫・神港学園高)は2月以来の国際大会に臨む。「自分の思い切った柔道で優勝できたら一番いい」と張り切っていた。