なでしこジャパンのMF澤穂希(36=INAC神戸)が「最後のW杯」を終えた。男女史上初となる6大会連続出場。6日、米国との決勝戦では、1-4の前半33分に最初の交代選手として投入され、体を張って攻撃の芽を摘んだ。

 女子レスリング五輪3連覇の吉田沙保里(32=ALSOK)が10年来の親友、MF澤をねぎらった。この日、練習する至学館大道場(愛知県大府市)で後輩ら30人とテレビ観戦。決勝前には無料通信アプリLINE(ライン)で「泣いても笑っても最後の試合」とエールを送っていたという吉田は、途中出場した親友に「格好よかった。(W杯)6大会(連続)出場という記録だけでなく、私たちの記憶にも残る。帰って来たらおいしいものを食べに行きたい」と話した。