アメリカンフットボールの第5回世界選手権(9~18日、米国オハイオ州キャントン)に出場する日本代表選手45人とスタッフが7日、成田空港を出発した。

 大会では(1)米国(3)日本(4)メキシコのランク上位国がグループA、(5)フランス(6)オーストラリア(7)韓国(8)ブラジルの下位国がグループBに分かれ、各2試合を行う。その後、Aの最下位とBの1位を入れ替え、上位4カ国で準決勝・3位決定戦・決勝、下位4カ国で順位決定戦となる。

 当初、グループAにはランク2位のカナダもいたが、欠場となったため、同国との対戦はいずれも不戦勝となる。日本は9日にカナダ戦を予定していたが、不戦勝となり、12日に米国-メキシコ戦(9日)の勝利国と対戦する。その後、上位4カ国での準決勝・決勝(または3位決定戦)に臨む。

 日本の初戦は米国との対戦が濃厚だが、森清之ヘッドコーチは「非常に厳しい戦いになると思っている。渡米後も4日間練習時間が有るので、出来る限りの準備をして臨みたい。それをどこまでやりきれるかがポイント。準備したことを最後まで出し尽くしたい。このチームは発展途上。ひとつひとつ、全ての試合への取り組みが問われる。初戦だけではなく、全ての試合が鍵だと思っている」と、渡米に際し、気を引き締めた。

 日本は過去4回の世界選手権で99年と03年に優勝、07年は準優勝、11年は3位。今回3大会ぶりのタイトル奪還を目指す。