期待の星が進化して戻ってきた。ラグビー日本代表は7日、合宿地の宮崎で2部練習を行った。今季、世界最高峰リーグの「スーパーラグビー(SR)」に挑戦し、前日6日に約7カ月ぶりに合流したCTB松島幸太朗(22=サントリー)がキレのある動きで存在感を見せた。

 夕方は実戦練習とサーキットトレーニングを織り交ぜた高強度の練習で体をいじめた。3月にオーストラリアへ出発してから約3カ月。178センチ、80キロだった体重は87キロになり、肩まわりはひと目でわかるほど盛り上がった。オーストラリア代表「ワラビーズ」の選手も多い強豪ワラタスで「練習は試合と同じ強度。ウエートトレーニングも増やした」とサイズアップの効果を実感する。「好きなものをたくさん食べた。肉がおいしいので」と、オージービーフ効果も口にした。

 帰国から合宿までのオフはわずか1週間ほど。友人と沖縄の離島へ3泊4日で出掛けた。短い休日を満喫し、再び気持ちを切り替えた。「体重が増えてもスピードは落ちていない。ワラタスでも通用した。練習を継続していきたい」と話す表情には、自信がみなぎった。【岡崎悠利】