フィギュアスケート元世界女王の浅田真央(24=中京大)が、復帰戦で若き金メダリストと相まみえることになった。

 3地域対抗戦ジャパンオープン(10月3日、さいたまスーパーアリーナ)の主催者が10日、出場選手を追加発表。14年ソチ五輪金メダリストのアデリナ・ソトニコワ(19=ロシア)が欧州代表として参戦することが決まった。

 すでに出場が決まっている浅田にとっては、1年の休養をへて復帰するシーズン初戦で、強敵と競い合うことになる。ソトニコワはソチ五輪を最後に競技会から離れており、その演技にも注目が集まる。

 女子では北米代表としてアシュリー・ワグナー、グレイシー・ゴールドの出場も決定した。日本は浅田の他に、昨年の全日本選手権を制した宮原知子が出場する。

 ◆ジャパンオープン 06年に初開催。日本、欧州、北米の3地域が1チーム男女各2人の団体戦形式で、合計点で争う。SPは行わず、フリーのみ実施。08年までは毎年4、5月に開催されていたが、09年からは10月上旬に変更され、シーズン初戦に選ぶ選手も多い。プログラムへの審判や観客の反応を図る貴重な機会となっている。ISU公認のため、海外の出場選手のレベルも高い。日本は06、07、08、10、12、13年と6回優勝している。