元慶大ラグビー部監督で23日に亡くなった上田昭夫氏(享年62)の葬儀ミサと告別式が27日、東京・文京区のカトリック東京カテドラル関口教会で行われた。

 告別式では喪主の順子夫人に代わって娘の喜子さんがあいさつ。「難病で急死したと報じられましたが、1年半の闘病生活でした。弱みを見せない父の頑固な性格で、ほとんど明かされなかった」と振り返った。最後の別れには慶大関係者ら約400人が訪れ、部歌に送られ、歴代主将の手でひつぎが運び出された。上田監督1年目の84年度に主将を務めた松永敏宏氏は「慶応ラグビーにとって、最も大きな存在だった」と、寂しそうに話していた。