リオデジャネイロ五輪出場枠を懸けた団体が行われ、日本は川中香緒里(ミキハウス)永峰沙織(長崎国際大)林勇気(堀場製作所)の女子が1回戦で北朝鮮に5-1で勝ち、今大会の上位8カ国・地域に与えられる団体と個人3の五輪出場枠を獲得した。準決勝でインドに敗れ、決勝進出は逃した。8月2日の3位決定戦で韓国と対戦する。

 古川高晴(近大職)岩田歩(エディオン)鬼山直也(近大)の男子は1回戦で中国にシュートオフの末に4-5で惜敗し、今大会での団体の出場枠獲得を逃した。

 全日本連盟は出場枠を獲得した今回の代表選手を五輪に派遣することを決めており、川中は2大会連続、林は2008年の北京大会以来2度目、永峰は初の五輪代表に決定した。日本女子の五輪団体出場は4大会連続で、前回ロンドン大会では銅メダルを獲得した。

 ◆アーチェリーのリオデジャネイロ五輪出場枠 世界選手権団体戦の上位8チームに、団体と個人3の出場枠が与えられる。既に団体で枠を得た国・地域の選手を除いて個人戦の上位8選手も出場枠を得られる。日本の男子は今大会で五輪出場を逃した場合でも、大陸別予選となる11月のアジア選手権、最終予選を兼ねた来年6月のワールドカップ(W杯)アンタルヤ大会で五輪出場枠を獲得する可能性がある。