シンクロナイズドスイミングのデュエット・フリールーティン(FR)決勝で、予選3位の日本の乾友紀子(24=井村シンクロク)三井梨紗子(21=東京シンクロク)は93・4333点と、予選3位のウクライナに逆転を許し、4位に終わった。

 今大会はデュエット・テクニカルルーティン(TR)チーム・TRで銅メダルを獲得。この種目の予選でも3位だったが、0・1777点差で、メダルを逃した。

 近年5番手だった世界の序列を崩すため、井村雅代ヘッドコーチ(64)はデュエット、チーム・FRのメダル獲得を狙っていただけにショックは隠せない。「テクニック、同調性で負けているとは思えない。来年(リオデジャネイロ五輪)のために帰国したら研究しないといけない」と表情を曇らせた。

 31日の日本時間午後11時30分からはチーム・FRの決勝がある。混戦状況から抜け出すためにもメダルは譲れない。