陸上の元五輪代表選手の為末大氏が31日、遠藤利明五輪相の元を訪れ、新国立競技場の建設見直し案について意見を述べた。

 為末氏は陸上、サッカー、音楽イベントなど全てを取り入れた競技場は難しいとの考えを示し、「陸上競技場を外してサッカーになるかもしれないし、音楽をするものとなるかもしれない。それぞれお願いがあると思うけど、どこかが我慢する必要がある」と述べた。

 今後のプロセスには「選手の声を入れていただきたい」と要望した。世界中の競技場で試合をした経験から「日本の競技場ほど立派なところはないが、ヨーロッパでは飲食店やショッピングをするところがあり日常的に人集まる。(新国立も)集まれるような所になってほしい」と語った。