女子3メートル板飛び込み準決勝で渋沢小哉芳(31=セントラルネクスト21)は288・45点の14位と、12位以内に与えられる来年リオデジャネイロ五輪出場権を、あと1歩で逃した。

 1本目は失敗で最下位18位に低迷も、3本目に「前宙返り2回半1回ひねりえび型」を成功させ、突破ラインの12位に浮上。だが、最後に得意の「後ろ踏み切り前宙返り2回半えび型」の入水に失敗した。

 これで世界選手権は3大会連続14位。実力がありながら、最後の不運に泣くが、あきらめるつもりはない。初の五輪出場へ「技の精度を上げていきたい」と必死で前を見た。