シンクロナイズドスイミング日本代表は3日、水泳世界選手権のロシア・カザニから帰国。初の男子選手の安部篤史(32=トゥリトネス)は「競技からの引退」を口にした。

 混合デュエットのため現役復帰した足立夢実(26)も「2度目の引退」を明言。日本シンクロの歴史を変えたデュエットは、14日の「水泳の日」イベントを最後に解散する。

 メダルを手に来年を見つめる他の選手と違い、今大会がゴールだった安部は振り返った。「最高の経験をさせてもらった。5カ月やってきたことの、すべてを出し切りました」と、すがすがしい笑顔で言った。今後は国士舘での指導に専念する足立は「指導者としても勉強になった。今後に生かしたい」と話していた。