男子100メートル背泳ぎで、ロンドン五輪銅メダリスト入江陵介(25=イトマン東進)が、53秒10で6位に終わった。
50メートルのターンで7位。得意の追い上げが期待されたが、本来の伸びのある泳ぎは見られなかった。
準決勝で体が動かなかったという入江はレース前ギリギリまでジャージーの上にベンチコートを重ね着して体を冷やさないように努め最善を尽くした。
レース後、日本チームの主将を務める入江は「集中してやり切った。ただ弱いなと。これが結果。息があまり切れてない感じ」とサバサバとレースを振り返った。
世界選手権で銀2個、銅2個のメダルを過去に獲得している入江だが、悲観する様子はない。「あさっての200に向けて切り替える」。7日から予選が始まる200メートルは今季世界ランク1位。悲願の金メダルへ前を向いた。
◆入江陵介(いりえ・りょうすけ)1990年(平2)1月24日、大阪市生まれ。近大付高-近大。09年世界選手権は100メートル4位、200メートルで銀メダル。11年世界選手権、12年ロンドン五輪は100メートル銅、200メートル銀。自己ベストの100メートル52秒24、200メートル1分52秒51は日本記録。178センチ、65キロ。