世界5位で第2シードの錦織圭(25=日清食品)が、同62位のサミュエル・グロート(27=オーストラリア)を6-4、6-4のストレートで下し4強進出を決めた。

 193センチの長身ビッグサーバー相手に15本のサービスエースを決められたが、4度あったブレークポイントのピンチをすべてしのぎ、安定したプレーで勝利をものにした。

 8日午後2時半(日本時間9日午前3時半)以降に開始予定の準決勝では、同8位で第3シードのマリン・チリッチ(26=クロアチア)と対戦する。対戦成績は錦織の5勝3敗。昨年は2勝1敗で、1月ブリスベン国際準々決勝、4月のバルセロナ・オープン準々決勝では錦織が勝ったが、9月の全米オープン決勝では3-6、3-6、3-6でストレート負けしている。

 準決勝のもう1試合は同18位で第8シードのジョン・イスナー(30=米国)と同55位のスティーブ・ジョンソン(25=米国)の対戦となった。