女子卓球の平野美宇(15=JOCエリートアカデミー)が18日、ワールドツアー・ブルガリアオープン(19日開幕、パナギュリシテ)出場のため、成田空港から出発した。

 9月上旬に発表される世界ランキングで日本人上位2人に入れば、16年リオデジャネイロ五輪の個人戦出場権が内定するが、現在は5番手の19位。団体戦要員の3人目は、同3番手の選出が濃厚だ。世界ランク5位の石川佳純、6位の福原愛、10位の伊藤美誠を超えるには、今月のワールドツアー残り2戦で世界ランク上位選手を破って上位進出することが必要不可欠だ。「リオも今回だけのチャンスなので大事にしていきたい気持ちはあるが、意識してしまうと力が入ってしまうので、やるべきことをやるだけです」と平常心を強調。チェコオープン(26日開幕、オロモウツ)終了後、帰国は来月1日予定。「帰ってきたら学校が始まっちゃうので、向こうで宿題もやらなくちゃいけないです。絶対に終わらない…」と勉強道具もカバンに詰め込んだ。文武両道で、最後まで諦めない。