女子卓球の石川佳純(22=全農)が18日、ワールドツアー・ブルガリアオープン(19日開幕、パナギュリシテ)出場のため、成田空港から出発した。

 16年リオデジャネイロ五輪のシングルス出場が内定する9月の世界ランキング発表まで、今月のワールドツアー2戦を残すのみ。現在は日本人最上位の5位で確実な状況ではあるが「最後の2週間なので後悔しないように、全力で1戦1戦頑張るだけ。自分の力を出したい」。夏場の連戦が続くが、中国オープン(9日閉幕)で4強入りするなど、追われる重圧の中でも結果を出している。「今回は1週間あいたので、回復できた。今は元気。気持ちも準備できています。ケガや病気には気をつけたい」と万全だ。今回はチェコオープン(26日開幕、オロモウツ)、オーストリアオープン(9月2日、ウェルス)も転戦する予定。「本当にやるしかない。勝たないことには五輪には出られない。それだけ厳しいところなんです。ロンドン五輪に出た経験が生きています」と気を引き締め直していた。