今大会を最後に現役を引退する元五輪3連覇の野村忠宏(40=ミキハウス)が「秒殺」で初戦を突破した。

 男子60キロ級1回戦で上田卓(28=トヨタ自動車)と対戦し、開始10秒、一本背負いで一本勝ちした。観客席では家族のほかにも、親交のある競泳の五輪2大会連続2冠・北島康介(32)や、ラグビー元日本代表の大畑大介氏(39)、08年北京五輪のフェンシング男子フルーレ銀メダルの太田雄貴(29)、同じミキハウス所属で飛び込みの寺内健(35)らが、野村の戦いを見守った。