男子100キロ級で初出場の24歳、羽賀龍之介(旭化成)が決勝でカールリヒャルト・フレイ(ドイツ)に優勢勝ちし、初優勝した。同級を日本選手が制するのは2010年大会以来5年ぶり。

 男子100キロ超級の七戸龍(九州電力)は2年連続で銀メダルだった。昨年と同じく決勝でロンドン五輪王者のテディ・リネール(フランス)に挑んだが、優勢で敗れた。リネールは史上最多の7連覇。

 女子78キロ超級で2年連続3位だった田知本愛(ALSOK)は決勝で世界ランク1位の于頌(中国)に優勢で敗れた。準々決勝でロンドン五輪女王イダリス・オルティス(キューバ)を延長の末に破ったが、頂点に届かなかった。山部佳苗(ミキハウス)は準々決勝で于頌に屈した。3位決定戦に進み、ロシア選手に勝って銅メダルを手にした。

 個人戦の男女7階級が終了し、日本は男女とも金メダル3個だった。30日は団体戦が行われる。