米国オリンピック委員会(USOC)のブラックマン最高経営責任者(CEO)が1日、ロサンゼルス近郊のサンタモニカで会見し、2024年夏季五輪開催都市への立候補を辞退したボストンに代わり、ロサンゼルスが立候補すると発表した。ロサンゼルスは1932年と84年に五輪を実施しており、ロンドンに並ぶ3度目の開催を目指す。

 2024年夏季五輪招致には、すでにローマ、パリ、ブダペスト、ハンブルク(ドイツ)が名乗りを上げており、17年に国際オリンピック委員会(IOC)が開催都市を決定する。ロサンゼルスのガーセッティ市長は「この街は世界最高のステージだ」と意欲を示した。

 米国では当初、ボストンが招致活動に乗り出していたが、市民から支持を得られずに撤退を表明。ロサンゼルスが招致に成功すれば、米国では1996年アトランタ大会以来の夏季五輪開催となる。