競泳の萩野公介(21=東洋大)が、今日4日開幕の日本学生選手権(浜松市総合水泳場)の出場を取りやめた。右肘骨折のため世界選手権を欠場。今大会で復帰する予定だったが、2週前から患部が大きく腫れたこともあり、東洋大の平井伯昌監督と相談の上、欠場を決めた。

 平井監督は3日、「頑張りすぎて肘が腫れた。ドクターからは出場すると、完治まで時間がかかると言われた」と欠場理由を説明した。来週の和歌山国体にもエントリーしていたが「出ることはあり得ない」と欠場させる方針。現段階で復帰戦は白紙になった。

 今大会で萩野はマネジャー業に専念する。平井監督は「選手は良くも悪くも自分中心。客観的に人を見て、面倒を見ることも必要」と話す。裏方の仕事を通して、精神面の成長を期待した。大会には世界選手権金メダリストの瀬戸大也(21)渡部香生子(18)らが出場する。